IE9ピン留め
橋本紡オフィシャルblog
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近況。
ようやく娘さんの風邪が治り、幼稚園へ。

「君さ、幼稚園、楽しいの」
「うん」
「そうか。よかったね」

僕は幼稚園が嫌いだったな。学校も嫌いだった。なにもかも嫌いだった。
「いやいやえん」につれていかれる「しげるちゃん」のように。
だから、幼稚園が好きと言える娘さんが、ちょっとうらやましい。

見学に行くと、彼女は活発に遊んでるわけじゃなくて、マイペース。
活発な子たちのグループにいるわけじゃない。
だけど、彼らは彼ら、わたしはわたし。自分の楽しいことを見つけるというか。

お爺ちゃんを祖とするなら、僕は二代目で、彼女は三代目。
三代を以って知るというのは、こういうことなのかな。僕は彼女ほど自由になれないや。
さて、いまだ「ばぶばぶ」としか言えない息子君はどうであろうか。

業務連絡です。もう一日休みをください。
発熱中の娘さんと一緒にいたせいか、まだ踏ん張りがきかないです。
世の中の、働くお母さんは偉いな。
子供はよく熱を出すし、それに対応しつつ、社会人として振舞わなければならない。
僕たちは、子供を抱いたお母さんを見たら、
一本一本、バラの花を渡していくべきだ。うちの家人にも、なにか奢っておこう!

あと、ツイッターのほうを閉めようかと思います。
業務連絡の意味合いもあったんですが、分散してるとわかりづらいみたいで、
だったら、こっちにまとめちゃえということで。
タブレットにツイッターアプリを入れてみたんだけど、
ろくに使わないんで、いわゆる「呟く」という行為を、僕は必要としてないらしい。

長文になりましたが、最後まで読んでくださってありがとう。
宣伝です。「イルミネーション・キス」をよろしく。
もしかすると、現実をベースにしつつ、ちょっとだけ粉砂糖を振るというやり方は、
時代遅れなのかもしれない。
すべてを砂糖にしないといけないのかな、と思うこともあります。
試行錯誤しつつ、道を探しているけれど、この作品が今の僕のベスト。
ほろ苦いチョコレート。
人生はすべて、甘いわけじゃない。だから面白い。と、思う僕の。
そろそろバレンタインだしね。

たぶん、すべて砂糖の小説を書くことは、ないだろう。
僕は大人になってしまった。
ただ、やり方しだいで読者に届けていける方法はある。
ここ三年ほど試行錯誤してきて、
ようやく、その道筋が見えた気がする。

今年は、楽しみつつ、頑張ろう。
# by nekodorobou | 2012-02-02 01:01
休暇中。
連載原稿を仕上げ、真っ白になっておりました。風を掴まえるような書き方なので、どうしてもペース配分ができず、厄介になります。ただ、ペース配分をきっちりする書き方がいいかといえば、そうでもない。これはもう、書き手によって、まったく違うんだろうけれど。

メールの返事など遅れておりますが、もう少しお待ちを。申し訳ないです。

娘が風邪を引いて、看病中。四十度になりそうだったので、解熱剤を飲ませつつ(これが大変)、様子を見ていたところ、だいぶ回復してきました。今は微熱くらい。そして、これはこれで大変。寝込むほどじゃないので、けっこう動きまわる。そしてハイテンションなわけです。足音がいつもより大きい。そういえば、僕も子供のころ、同じだった……。夜中もなかなか眠れず、不機嫌になったり、泣いたり。抱っこしつつ、思いつきで作った童話を聞かせているうちに寝てくれました。子育ては大変。本当に大変。それでも、穏やかな寝息を聞いていると、彼女たちがいてくれてよかったと感じる。まあ、悪くはない。……いや、でも、大変は大変(と、ここで愚痴)。
# by nekodorobou | 2012-01-31 01:01
サイン本。
新刊が出ております。

「イルミネーション・キス」(双葉社)

キスばかり五つ集めた短編で、まあチャラチャラしておりますが
それだけでもなく。
僕、こういう話、大好きなんです。

確かに重苦しい長編も必要でしょう。
文学にこだわる局面もあるでしょう。
だけど、時には、甘ったるさも必要だと思うのです。

僕にとって特別なのは、担当編集者さんがとても熱心で、
それこそ五年くらい原稿を待ってくださったことです。
なかなか、ないことです。僕のどこに、そんな「光」があるのかと、不安になるほど。

池袋リブロ。
新宿紀伊国屋本店。
新宿紀伊国屋南店。

この三店にはサイン本があるので、ぜひ。
昨今は気むずかしい本が多いし、それはそれでいいと思うけれど、
僕は楽しい話を書いていきます。
# by nekodorobou | 2012-01-25 01:01
お年玉。
お年玉ということで、娘と買い物。ワンピースになりました。いいよ、と言ってから値札を見たら……た、高いなあ……。もちろん、娘にはにっこり笑って、似合うね、いいね、かわいいねと褒めつつ、支払い。

息子には、お風呂用の浮き輪。ばぶばぶ言ってる時期なので、まだなにもわからないけど。

僕には新しいフライパン。家人に贈ったのは新しい抱っこひも。

親のものは実用品。
まあ、そうなっちゃうんだけど。
僕の親もまた、同じだった。

親はいいのだ。それで。いろいろ貰ってるから。
# by nekodorobou | 2012-01-06 01:01
あけましておめでとうございます。
さて、そろそろ本格的に仕事です。別冊文春で書いてきた長編が佳境。『ふれられるよ今は、君のことを』という長いタイトルなんですが、自分がなにを書けばいいのか、ようやくわかってきた気がする。『葉桜』で先に進めたというか。

誰かを追いかけてはいけない。時流なんか見てもいけない。そんなことをしていたら、永遠に「今」には追いつかない。じっと待っているべきなのだ。たぶん、それでいい。もし獲物が来なかったら? そのときは、ただ座して、朽ちればいい。

実のところ、ちょっと時流を気にしてて。この休みのあいだに、いろいろな音楽を聴いたり、映画を観たりしてました。ものを作る人間なんだから、吸収しなきゃ、と。まあ、そこそこ楽しかった。刺激を受ける作品もあった。タブレットを購入したこともあり、出先でもどこでもコンテンツに触れられる(でも携帯電話は家に置きっぱなし……)。原稿をdropboxに保存しておき、近所のカフェで推敲したりとか。オンラインのビデオストアから、最新作をストリーミング再生とか。思いついたアイデアをevernoteに保存とか。確かに仕事ははかどる。便利。

だけど、こんな状態を維持したら、小説は書けないなと思った。必要なのは孤独だ。高速回線にも、その先のコンテンツにも、答えはない。消費してはいけない。消費されなければいけない。答えは結局、自らの中にしかない。自らの目が、声が、指が、答えだ。

写真はちょっと前に撮ったもの。なにがあっても世界は美しい。
# by nekodorobou | 2012-01-05 01:01
go_round.
久しぶりに休みを満喫しております。ただ、なにをしていいかわからない……。いや、なにもしなくていいんだけど。そんなこともわからないなんて、だいぶんと働きすぎなんだろう。

僕たちは今、日常の中にいる。どんなに大変なことだって、日常の中に含まれているのだから。そのスーパーフラットな状態を、僕は否定すべきではないと思う。たった五十年の平穏を、当たり前としていたのが、むしろ間違いだったのだ。

僕たちはここにいる。
誰かを求め、信じ、傷つくこともあるけれど、光に手を伸ばす。
そういう存在だ。

橋本家は今年、子供を得た。男の子。僕に似てて、困ってしまう。お姉ちゃんはますます生意気。家人も生意気です。もう少しだけ、僕を大事に扱ってほしいものだ。こういったすばらしいことだけではない。老いた母を、三重から東京に引き取った。最後はけっこう厄介なこともあった。僕の顔を見るたび、母は三重に帰りたいと繰り返す。実の母にこういう表現を使うのは嫌なことだけれど、事実なので避けないでおく(僕なりの誠実さであり、偽善だ)。壊れた仕掛け時計のように、そう、母は同じ言葉を繰り返す。耳元で鐘が鳴り続ける。

親を背負い、子を育てる時期に入った今、けっこう大変。楽しい時間がたくさんあるけれど、哀しい時間も同じくらいある。僕は時折、自分を天秤のようだと感じる。右の皿にも、左の皿にも、たっぷりと載っている。こぼれそうだ。それでも天秤は……僕は支えなければならない。なぜか。僕がそうしたいからだ。泥沼の中で望み、狂おしいほど求めたものが、まさしくこの「日常」なのだ。

僕はわりと講演をやるほうだけど、必ず繰り返す言葉がある。
「誰かを求めよう」
どこかの誰かは、決して自分の思うようには動いてくれないし、時には感情という凶器で僕たちを傷つける。赤い血がたっぷりと流れることがある。とても痛い。けれど、だからといって、自らという場所に留まるのは、決して正しいことじゃない。なぜなら、その行動に徹したら、僕たちは滅んでしまう。愛も、恋も、命をつないでいくための道具に過ぎない(とても素敵な道具だ)。

ここでも繰り返しておく。
「誰かを求めよう」
手を伸ばさない人間は、なにも得られないのだから。

年末なので、ここからは丁寧に。挨拶でも。お世話になったみなさん、ありがとうございました。なによりも、僕の本を読んでくれた人に、心からのお礼を申し上げます。まだまだ拙いですが、先に進めるという気持ちがあります。もっと上手になれる。すばらしい物語を書ける。光は、そう、確かに見えている。どんなに大変なことがあっても、世界が大きく揺れようとも、未来が信じられなくても、僕たちは進むべきです。いずれにせよ、それは避けられない。たとえ拒んでも、誰かに背中を押されることになってしまう。だったら、自分の足で歩いたほうがいい。選ぶのは、僕たち自身。やっぱり、それは楽しいことだ。

来年もよろしく。
# by nekodorobou | 2011-12-30 01:01
鞄。
毎年、年をまたぐ感じで仕事なのですが、
今年は早めに一段落。
いろいろと連絡したり、打ち合わせがあったりはするものの、
原稿はだいたい仕上がったかな。
こんなの十年ぶりくらいかもしれない。

ただ、きれいに燃え尽きており、呆けた日々を送っております。
ひたすら寝てます。
一日、二十時間くらい寝てる。猫よりも寝てる。

夜中に起きて、ふと作り始めた鞄。
これから穴を開けて縫うんだけど、三カ所くらいにくらいにしようかな。
意匠以外では、端から端まで縫う必要もないし。
# by nekodorobou | 2011-12-21 01:01
誠に申し訳なく。
しばし燃え尽きておりました。いまだ燃え尽きておりますが。
締め切りぎりぎりの原稿をどうにか仕上げ。
どうにか間に合ったらしい。
もはや、お父さんは家にいない状態でした(悲しい……)。
そのおかげで、来年はたくさん本が出そうです。
たくさん出すことがいいとは限らないけど、
書きたい話があるのは、とてもいいこと。
一月に一冊、三月に一冊、たぶん五月か六月に一冊。
秋くらいまでにもう一冊。
さらに二、三冊くらいの書きため分があったりする。

と、スケジュールを眺めてたら、ふとアイデアが浮かぶ。
すごくいい、と思う。
今すぐにでも書き出したいところ。

さて、どうしたものか。
# by nekodorobou | 2011-12-19 01:01
新しい家族。





名前はルンバ君。
家人から掃除機について相談されたのが少し前。
いろいろ調べてるうち、こんなことに。

なぜだろう。まったくわからない。
# by nekodorobou | 2011-12-05 01:01
愚痴。
新作のタイトルが決まらない。
もう、まったく、全然、決まらない。
タイトルなんてものは、いきなりできあがってるものであって、
考えるものじゃないと思う。
考え始めた時点で小賢しくなるというか。
というわけで、僕は新作のタイトル、考えるのやめました。
浮かぶときは浮かぶ。浮かばなきゃ無題でいいや。

家人が風邪を引きました。
こっちも仕事中なのでぴりぴりしてて、看病どころじゃない。
どうにもこうにも。

お詫びも兼ねて今、仕事しつつ、鍋いっぱいの野菜を煮てます。
ごはんも炊いてる。
野菜には味付けしてないんで、取り分けてカレーにしてもいいし、
オイスターソースを加えてトロミをつけると七宝菜くらいになるし、
トマト味にしちゃってもいい。
おかずがないと娘が文句を言うかもしれないけど、
今日はこれでしのごう。
# by nekodorobou | 2011-12-01 01:01

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